
Q1
MAGICO スピーカーの威力、その音の魅力はきっとどこか何かのきっかけで感じて頂けた方が多いとおもいます。私がそれを強烈に感じたのは「MAGICO MINI」、今のようにアルミと真鍮の塊ではなく大半のキャビネットはウッドでしたが、そのサイズをして「MINI」とうたうこと自体に嬉しい違和感を感じたのを覚えています。そのスピーカーを六本木のとあるお客様宅へご納品したのは6年程前、つい先日のように覚えていますが、なぜなら「遠方へ移動することがあるので木枠の元箱も置いていって欲しい。」と言われたからです。MAGICO MINI の木枠梱包は嫌になるほどのサイズと重量ですから。その時はPASSのパワーンプを合わせて設置、「それじゃあ、ちょっと音を出してみようかな。」とプリのボリュームを軽く上げただけなのに目の前が音楽で溢れたのを、その始めの1曲が終わるまで気づけば黙って聴き入ってしまったことが体験として記憶に残り続けています。
そのMAGICO MINI は年月を経てアルミと真鍮の塊となってまた新たなステージを魅せています。「ブックシェルフ」と言えば言えてしまうサイズですが、それはあくまで目に見えるサイズのことだけかもしれません。当フロアーには LINN EXAKT AKUDORIK という未体験を感じさせるブックシェルフもありますが、なんとなくそういった未体験というか、音楽にも通ずるような、嬉しい違和感を感じたいのかもしれません。

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