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Audio & Music

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「アナログプレーヤーは少し先ですね。」

CD、SACD、PCデータ再生と各ソース機器の再生バランスに細かく気を回し常にオーディオシステムとその音に変化を見つけては変化の修正を考えたり、

あるいは変化そのもを楽しむことで自身のオーディオと再生する音の世界の可能性をどこまでも広げられています。そんなY様からアナログへのご連絡を頂いてから納品まではほんの数日でした、プリアンプには Mark Levinson No.52 を使用されていて内蔵フォノアンプのクオリティーを楽しんでみたい、とぼんやりと話をしてはいたものの、とは言えそれもまた少し先の話かなぁとも言われていたのですがトントン拍子で話は進みあっという間にご納品となりました。Y様には LINN KLIMAX LP12 system でのアナログ再生も以前のシステムで堪能頂いていますので、アナログの楽しさは十分に知っているのです。KLIMAX LP12 の際はフローティング方式のプレーヤでカートリッジの選択も自重の軽い軽針圧タイプとなりますが、今回のLUXMAN PD-171 はベルトドライブ方式の重量タイプ、アームには ortofon AS-212S を組み合わせているのでオプションウェイトを追加すれば ortofon SPU カートリッジを楽しめます。LINN LP12 の再生とはまた違った音を楽しみたいというお気持ちが伝わってくるような製品選びとなりました。さてそのSPUカートリッジはどうするかという事ですがY様にはピンとくるものがあり、その中でも SPU Synergy をご指定、オプションウェイトも準備しましてフォノケーブルも付属のケーブルではなく zonotone 6NTW-6060 を事前に準備、さすがに気の回る範囲が広いです。

プレーヤーの納品時には設置スペースがラックの最上段に綺麗に準備されていてスムーズに設置とセッティングを完了し、プレーヤー到着前にレコードも事前購入をされているので早速 ortofon Synergy の針を落とします、なんと気持ちの良い音。

「なんだか随分前からここにあったような雰囲気がありますね。」
「そんな雰囲気、ありますね。」

数枚の盤を再生してからMark Levinson No.52 フォノ入力のゲイン、負荷をいくつか試して調整した後、また再生してみます。

「今はこの設定がしっくりきているような気がします。」
「そうですね、そう思います。」

と、ひと通りの再生を終えて納品を完了しました。針を落とした直後からなんとも安心できる音が聴こえたので私もY様も嬉しい気持ちのまま何曲も聴き続けていました、Mart Levinson No.52 の内蔵フォノアンプのクオリティーも想像以上に高く、そのパフォーマンスの高さにも驚いてしまいました。この安心感はY様が普段から自身のオーディオシステムに気を配って手を掛けているからこそだと思います、ソース機器が増えて少し忙しくなったかも知れませんがレコード再生もまた存分にお楽しみください。Y様有難うございました。

※写真は当フロアーの展示製品です

お問い合わせ先
電話:03-3253-5555 (担当:柴田)
メール:shibata@dynamicaudio.jp

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