
MQ-300
LUXMAN の真空管ステレオパワーアンプの展示をスタートしました。創立90周年を記念したモデルとなり、31年前に発売されたモノラルパワーアンプ MB-300 の意匠を受け継いだ美しい外観に目を惹かれます。LUXMANの歴史とそれを受け継ぐ製作者の意図が十分に感じられ、それをLUXMANらしさと言えば安易かもしれませんが長い歴史を紡いできたブランドにしかできないデザインとそのかたち。受け継いだ外観に沿ったその拘りは細部に際限がなく書ききれないのでLUXMANのメーカーサイトでご覧頂きたいと思います。
3極管300Bのシングル構成というのは出力が小さい事をまず連想してしまうのは私も同じですが、現在 B&W802Diamond を鳴らしているその音はどこにもその不安定さはありません。創立90周年の看板を掲げて作り上げた製品が私が想像するくらいの範囲で出来上がってくるわけがないのは当たり前ですが、ドライブに限らずその音色もまた素晴らしく安心できます。限りなく大音量で、その音量のギリギリ限界までを楽しみたいという方には確かにそれに適した製品をお勧めする事もできますが、この MQ-300 は家庭で鳴らすその音量をある程度想定した範囲とした場合これだけ心地よい音を聴かせてくれるのかと、なおかつ300Bのシングルで、と思えてしまう程の心地よさ。さすがはラックスマン、開発者の顔が製品のすぐ後ろに浮かんでくるようで、こういう製品こそ大切なのです。

