
VIVALDI Network ~day2~
dCS VIVALDI Upsampler を使用したネットワーク再生については概要を先日「こちら」でお伝えした通りです。あれから一週間ほど続けて再生を行っているのですが、新鮮さもあり再生が止まらない状態。当フロアーには発売より10年を迎え進化を続ける LINN KLIMAX DS が発売当初からのリファレンスとなっていますが、dCS でのネットワーク再生クオリティーが予想以上に素晴らしく、まさにディスク再生での dCS の魅力をそのままに、いや可能性という意味ではその魅力を超えた世界を魅せてくれていると思います。

dCS VIVALDI には専用のアプリがあり、ダウンロードすればすぐに操作できます。当然ですが dCS Upsampler の基本的な出力先は dCS VIVALDI DAC となり、アプリからDACの入力切替、アップサンプリングの切替も可能となります。アプリの利便性、操作性に関しては特に気になるところは見つかりません、比べるとすれば LINN DS の操作アプリ「Kinsky」や「Kazoo」はやはりもっとクイックに行き届いた操作ができるので多少の差はありますが、スタンダードにここまでできれば問題ないでしょう。選曲しながらアップサンプリングの切替が出来るのが非常に楽しく色々と手元で段階を切り替えては好みの設定を選択できます、DSD伝送も魅力は感じるのですが私個人としては「192/24」設定が一番好みに合ったので現在もその設定を活かしています。
さて、昨日2016インターナショナルオーディオショウが終了しました、dCS では新製品が発表されていましたがこれが VIVALDI でのネットワーク再生の次なるステップ。ストリーミング再生を可能にする基盤のアップグレードとなりまして、VIVALDI にも搭載可能となります。このアップグレードを行えば、既存のNASからのネットワーク再生に加え、ストリーミング再生も可能となります、dCS でこれだけの再生バリエーションを味わえる日が来るとは思っても見ませんでした。しかも、VIVALDI へのアップグレードだけではなく、以前のモデルでも使用できるようにインターフェイス製品単体としても発売されるので、これがまた楽しみですね。
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