
800 D3 〜Day2〜
B&W 800 D3 をフロアーで鳴らしはじめて2日目、システムは昨日ご案内の内容から変更していません。弊社のマラソン試聴会10月22日、23日で初お披露目した際、802 D3 との比較再生を行った時の印象が強く残っています。あの時は広い会場で大勢のご来場者様のもとステージ上での比較再生でしたが、お互いの個性がここまではっきり出るものかと同じステージ上で聴いていながら感じたのを覚えています。ご参加の皆様から後日、その感想を聞く度にその感触が同じだった事を確認しました。今度は自身のフロアーで普段聴き慣れたセッティングで再生することでより具体的にその感触が分かるのだと楽しみにしていました。
フロアーでの定位置にセッティングを完了し、まずは何曲かの再生を行います。聴き慣れた曲での再生なので、その数曲で大体の感触は分かります。一番はじめに感じたのは中低域の量感、思ったより膨らまないのだと感じるくらい質感の分かる締まったボトムラインが印象的です。きっとエージングが進むとこの辺りはもう少し解けてくるのだろうと思いながら低域のキツイ曲も何曲か再生してみます、大型口径のウーファーを搭載したスピーカーなら調整に戸惑うくらいの低音再生でしたが、これが驚くほど丁度良い。このところフロアーに入ってきたスピーカーの中では群を抜いてブレない低音再生に戸惑うくらいです。独奏からオーケストラ、ライブなど様々な曲を再生してみましたが、「ブレない」ということがどの再生にも通じる表現だと感じます。ダイヤモンドツイーター、ミッドユニット、ウーファー各ユニットのハウジングへの対応、キャビネットも含めて徹底した完成度を求めていることがすぐに伝わってきます。
初日より再生曲が増え、色々な角度からその魅力を感じることができています。フロアーには25日(日)までとなります、興味のある方は是非ご試聴にお越しください。
