情報

Audio & Music

dscf0138

ATC SCM100sl/Ⅱ

久しぶりにATCのスピーカーをフロアーに迎えました。ATCのスピーカーはフロアーで頻繁に展示やデモを行っているブランドではありませんが、ある一定の周期で必ずフロアーに迎えている様な気がします、過去の情報を思い出しても確かにそうなっています。ATCは非常に堅実な立ち位置のブランドであり良い意味で変わらないスピーカー、何年も前に聴いたことのある方がいるとして、現在また試聴されることがあってもその印象や感触を裏切ることはないでしょう。数年おきにモデルチェンジを行い再生周波数特性などをその技術と進歩の最先端で表現できるように変化していくブランドが中心の現在、ATCはそのグループに属しているブランドではないように思います。決して技術的に進化していないということではなく、もちろん製品としてはリフレッシュを行い新しい技術も落とし込んでいるのですが、それはATCの音の中でのこと。例えば近いイメージのスピーカーブランドに Harbeth を挙げることができると思います、ブランド名を聞いて想像する音に今も昔も大きな変化はないはずです。こういった言い方や説明は製品にとって、ともすればマイナスなイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、それこそがこういったスピーカーにとっての信念であり個性だと言えるのです。

決して欲張らない音作り、それだからこそ気持ち良いところが本当に気持ち良く聴こえる仕上がりになっていいます。75mmという大型のスコーカーを軸にしたレイアウトは何十年と変わらず、ツイーターのリフレッシュは数年前に落とし込まれましたが全体の表現力はやっぱり昔からのATCの音づくりそのまま、デザインも変わらない。信頼できる音、長く愛用できるスピーカーとして私も大好きなブランドです。現在は Mclntosh MC275 の真空管アンプで組み合わせています、声や弦の音などやはりATCの厚みのある中域再生を聴くと、やはりこれは他では聴けない音なのだと再認識します。

dscf0148

お問い合わせ先
電話:03-3253-5555 (担当:柴田)
mail:shibata@dynamicaudio.jp