EMT JPA66 mk2
レコード再生を楽しまれている方が一度は耳にするアルファベット3つのブランド、これを知らずに通り過ぎることはできないでしょう。アナログプレーヤー、カートリッジと時代に輝く製品を生み出し続けた各名器達は今でも愛用者のシステムで活躍し続けています。その EMT がフォノプリアンプを発表したのが2008年末、そして JPA66 製品は mk2 として静かにマイナーチェンジを行なっていました。マイナーチェンジなので大幅な変更はありませんが、個人的にXLR / RCA 同時出力となった事が大きなトピック。この仕様変更が行われた事で週末のマラソン試聴会でも使用できる事になり、今はその最終確認でフロアーでの再生中。
アナログユーザーにとってこれ程魅力溢れる製品はないでしょう、好みを言うとキリがないのでそこは話しませんがそれでもこの製品はアナログユーザーにとってひとつの頂点にある製品ではないでしょうか。フォノイコライザーとして4系統の準備がありMCが出力違いで2系統とモノラル用に1系統、それにMMが装備され LINE 入力が2系統あります。各フォノ入力設定の幅広さは EMT の歴史が詰まったバリエーションとなり各時代のカーブに調整する事が可能です。フォノプリアンプなのでこれだけ豊かなフォノ入力のバリエーションがありますが、単純に真空管プリアンプとしての再生能力、その音の魅力も他で聴く事ができないものです。
こういうプリアンプが手元にあるとモノラル盤を聴きたくなり、なので今日はモノラル盤を集中して再生しました。EMT JPA66 mk2 製品は週末のマラソン試聴会でも再生に使用します。
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