DSF2019 Vol.4
スプリングフェスティバル2日間で4回開催しました3Fでの試聴会、最後は前半に引き続きスピーカーをJBLに変更して「LINN と JBL のステレオ再生からサラウンドまで」の2時間を進行しました。上記の写真の通り、LINN KLIMAX EXAKT DSM と KLIMAX EXAKTBOX (画像左の2台)を先頭に KLIMAX SOLO/d (画像右)を4台揃えまして、フロントには JBL 4367WX、リアには S4700 を準備しました。その他の機器は前半から変更ありませんので詳しくは前回掲載内容をご覧下さい。
さて、前半の KLIMAX EXAKT system サラウンドと何が違うのか、スピーカーが LINN から JBL に変わった、パワーアンプ KLIMAX SOLO/d が4台も追加された、というのは見た目にも分かりやすく会の途中で LINN JAPAN 山口さんが言われていたように「これだけの KLIMAX が揃っていること自体、かなり珍しい。」というくらいに壮観。試聴会の中ではステレオ再生からサラウンドまでを走るという進行なので説明ばかりが続くとあっという間に終わってしまうということもあり、システムのパフォーマンス先行で体験頂きました。それもあって目立ち度合いが少なかった KLIMAX EXAKTBOX の新しいファームウェアによる変化はお伝え不足だったかもしれません、新しいファームウェア「Davaar 68」へのアップデートから各 LINN DSM と組み合わせる事でサラウンドに使用するスピーカーはどのブランドでも設定が可能となったのです。それが今回後半での試聴会で実際に組み上げた JBL フロント、リア、でのサラウンドなのです。更に KLIMAX EXAKT DSM の内部に加える「サラウンド・プロセッシング・モジュール」も発売となり、これによって今までPCMマルチチャンネル変換されたものしかHDMI入力にて受け付けできなかったものが、PCMマルチチャンネル出力の無いプレーヤーとの接続でもDSM側でデコードすることが可能となりました。それまでは例えば OPPO だとか、組み合わせる映像再生のプレーヤーには縛りがありましたが、それらの縛りから解放されたのです。
会の途中で少しだけ触れた設定画面、LINN Konfig での EXAKTBOX 設定画面で見れば非常に分かりやすかったと思います、KLIMAX EXAKTBOX は6ch設定ですので設定画面を開いて上から順に「Front Right は JBL 4367WX」、「Front Left も JBL 4367WX」と順に入力していくだけ、今回は4.1chサラウンドだったのでモニターオーディオのサブウーファーまでを設定して残りの1chはお休みということになります。
しかし、前回同様の感想になって面白味が無いかもしれませんが、前半を聴いている方もいらっしゃったはずなので LINN EXAKT system のみでのサラウンドとはまた違った世界を味わって頂けたと思います。特に厚木の再生した映画「ハスラー」は思わず最後まで観るのかと思ったほど惹き込まれるものでしたし、LINN JAPAN 山口さんが選んだ「Jack Reacher」のイントロ、あのタイトルコールが入るまでの犯人の一連の動きの中で銃口の動きと一緒に聞こえる息づかいにビックリしていたんです、かなり。この映画、大好きなので公開時映画館で何度も観て、UHDでも持ってますけど、こんなイントロだったのかと反省するほどの緊張感を味わっていて、後ろでジーっと釘付けになっていました。このシステム恐るべし。
4つ目の最後の試聴会を終えて、初日1回目の会から振り返りつつ音楽から映画まで今回は幅広く楽しむ事が出来てお腹いっぱいになったなぁと。ご参加の皆様が帰られた後、「このサラウンドシステムもこれでサヨナラか。。。」とちょっと寂しく思いながら、せっせと撤収作業に移りました。それぞれの試聴会にご参加頂きました皆様、今回のバリエーションはいかがだったでしょうか。楽しんで頂けたでしょうか。フロアーではまたどこかのタイミングで面白い企画を立てて皆様と楽しめる会をご案内差し上げたいと思っています、今回ご参加頂けなかった方も今後のどこかの機会でお会いできればと思っています。
柴田
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