営業再開しました
とは言っても、通常ではなく短縮営業となります。スタッフ体制もできるだけ調整し必要最低限としております、是非ネットを活用してご利用ください。電話、メールでのお問い合わせをお待ちしております。
■ 当面の間の営業時間:11:00〜19:00
■ 各フロアーの営業体制に関して
感染リスク抑制のため、各フロアーごとに営業日の変更を行う可能性があります。スケジュールは今後の状況によりフロアー担当者が検討し皆様のご希望を極力実現できるように変則シフトによりましてフロアーごとの営業体制を取らせて頂きます。各フロアーの営業体制につきましては弊社からのweb、SNS、メールマガジンなどによる情報発信にご注意頂ければと思います。是非、各フロアーにお問い合わせの上でご利用頂けますようお願い致します。
■ 店頭における試聴に関して
スタッフ体制につきましても状況に応じて調整しておりますが、できる限りお客様のご要望にお応えできるようご対応いたします。複数のお客様が同時刻に重なることを防ぐためにも店頭でのご試聴につきましては事前予約をお願い致します。
ここからは私の過ごした在宅時間の話です、特にマジメに読んだいただく必要はありません(笑
在宅時間が増えれば増えるほど、当初は考えなかったことや気持ちが湧いてくるものですね。店舗営業が出来ず非常に残念ではあるものの休業期間中は私も多少開き直って音楽聴き放題!といきたいところでしたが、そればかりですとさすがに家での存在意義を疑われるので、今回は思いっきり家事を手伝う事にしました。私の家には1歳半になる子供がいるので基本的には子供のお守りが今回のそれに当たります。朝から晩まで泣き叫び笑い走り回り(愉快に)暴れる子供のアレコレに全部付き合ってみて、当たり前のことですが母の偉大さを痛感する毎日でした。仕事をしている通常サイクルでももちろん出来ることはやっているつもりでしたが、気づいた時に少しだけという手伝いは今思うと微々たるもの。それでも「助かっている」と言ってもらえる家人の心の広さにはしっかり感謝とお礼を言っておかなければいけません。
さて、でも音楽は聴きたいじゃないですか。その時間をどうやって確保するかと言えば、朝であれば子供が起きる6時より早い時間、昼寝の時間、それから夜。子供は早く寝るし夜ならたっぷりと時間があるだろう!と思う方は少し油断しています。一日中、嵐のような子守を終えて風呂にも一緒に入り寝かしつけていると疲れ果てた自分もうっかり完全に寝てしまいます。これは本当によくあること。子供は寝付くまでが早いのですが、ちょっと油断して一緒に寝てしまい気が付いてバッと飛び起きたら夜中の2時とか。さすがにこの時間から部屋を移動してもチャイコフスキーの交響曲第6番に針は落とせません。ならば朝の早起き、5時くらいに起きて1時間ほど。これも自分だけどうやって希望時間に起きる事ができるか難しいので外します。となるとやはり昼寝の時間がマトモに確保できる自由時間となりまして、逆算してしっかり昼寝してもらうにはしっかり遊ばせる(疲れさせる)ことが絶対条件、こちらも意地になって相手をします。おおよそ13時がひとつの山場でしょうか、子供の目が少しショボンとしてきたらお昼寝の時間がまもなくというサイン。うまくいけばそこから30分ほどで寝入るのでコチラとしては最も力の入る真剣勝負、失敗が許されません。お互い探り合いの緊張感が続きますがそこは人生40数年の経験値が少しだけアドバンテージとなりまして、最後はあっけなく勝敗がつくことになります。
ようやく手にした自由時間、子供の昼寝は時間を約束してくれるものではありませんが約2時間、ようやくゆっくり音楽を聴く時間が巡ってきます。ミンツ、シノーポリとフィルハーモニア管弦楽団でのベートーヴェン、ヴァイオリン協奏曲ロマンスの1番と2番 (DGG 423-064-1)、これがこんなにも美しい音色で体に染み込んできたのは久しぶりのこと。陽の光もいっぱいに部屋に差し込む中、午前中の疲れが体から少しずつ消えていくような開放感。あやうく瞼が閉じそうになるのを必死で我慢、最後まで満喫しました。まだ時間はありますから次の盤を選ばなくては。体もほぐれてきたところで Out Of The Afternoon / Roy Heynes Quartet (Impulse! AS-23)。良いタイミングで巡り会ったローランド・カークがいつになく良く歌う Moon Ray からスタート、軽快で正確さをびっちり魅せるようなロイ・ヘインズに絡みつくフラナガンのピアノ、走りそうで走り過ぎないヘンリー・グライムスのウッドベースでどの演奏も秀逸。あっという間にB面最終の Some Other Spring まで進み、ここでのフラナガンのピアノの心地良さは必聴もの。最後にこんな素敵な曲を添えるところもこのアルバムを際立たせるひとつ。
珈琲を淹れ直す頃にはそろそろ自由時間の終わる香りとしてよい頃合いかもしれません、後半戦に向けて再度暴れ馬と戦う気持ちを高めておきましょう。前半の乱打戦の疲労もハーフタイムの名盤、名演奏に針を落とす事でスッキリどこかへ飛んでいきましたし、充電完了という事で準備万端。がしかし、よく考えたら相手も昼寝してHPが満タンに回復してるんですよね。そして後半戦の方が敵はナゼだか何倍も手強いんですよね。。。
という日々を10日間ほど続けてみたところ、やっぱり体はどっと疲れていました。。。慣れないことと言えばそれまでですが、救いのように再生されたそこでの音楽の時間は本当に有り難かった。珈琲もいつもの倍はウマイし、ついでにケーキも食べました。いやはや、この仕事をエンドレスに続ける母はやはり強く、そして偉大です。感謝、感謝。
皆様の在宅時間にも音楽は流れているかと思います、その中でもとびっきりの時間を過ごしてもらう為のお手伝いができれば、きっと今までにない素敵な時間になるかと思います。
柴田
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