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Audio & Music

真空管と自社製トランスのハイブリッド型、YPSILON のアンプを再生しています。国内発売時から色々な場所で聴いてはいたものの、自身のフロアーで時間をたっぷり使い再生とその音を確かめるのは初めてかもしれません。それにしてもこんなに好みに合う音が聴こえてくるとは、近くにいたのに気づかなかった事を少し後悔しながら、その時間を取り戻すように再生を繰り返しています。

プリアンプ PST-100mk2 SE のアクティブモード、パッシブモードの切り替えは非常に魅力があります。真空管での増幅とするか、トランスボリュームのみとするかの音色は表情がガラッと変化します。当初はアクティブモードでの再生を好んでいましたが、時間が経つにつれパッシブモードでのトランスボリューム再生における清涼感に傾き始めています。細かく考えるなら、再生楽曲によって切り替えることも楽しみのひとつとして良いと思います。

パワーアンプも当初、Aelius 2 Mono SE を組み合わせていました。これだけでも十分に素晴らしい音の世界だったのですが、やはり興味は尽きないもので現在は HYPERION を組み合わせています。圧倒的な安定感と破綻のない音の世界、小音量再生時の極繊細な立ち上がりやバランスは他に感じることができないようにも思います。大音量時の再生の只中にいても小音量時と似たような感覚を体験していることにも驚きです。まだまだ底の深そうな様子があり、これから時間をかけて覗いてみたいと思います。