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寝室をミニシアタールームへ。

この部屋の主な用途は映画鑑賞、寝室という事もあり機器は少なめに今までは壁掛けテレビと Linn Series 3 のシステムでした。しばらく使っていくうちに、せっかくなら映画をもっと大画面で見たいという気持ちになり、プロジェクター使用へ移行することに。プロジェクターは天吊りNG、背面への設置場所確保も難しい、この条件で選んだのが超単焦点プロジェクター EPSON EH-LS800。

当初はこのプロジェクターで部屋の白壁にそのまま投影する予定でしたが、日中明るい時間帯での使用も多いことからより良い投影環境を整えるため超単焦点専用の壁掛けスクリーンを設置。タイミング良くキクチより専用スクリーンが新製品として発売された事もあり設置可能な100インチサイズを選びました。キクチの超単焦点用スクリーン、ベゼルもスリムで組み立てから取り付けまでスムーズに進める事ができます。

再生システムは変更せず Linn Akurate Exakt DSM をヘッドユニットとし、 スピーカーは Series 3 を組み合わせています。今後 302 を2台追加して4chサラウンドシステムを希望された事もあり、Surround Processing Module も本体へ導入済みで将来への準備も整えました。

設置作業は日中の明るい日差しが入る時間帯、この環境でどれくらい映るのか気になるところでした。結果は期待を超えて驚くほど綺麗な大画面。超単焦点用スクリーン、選んで大正解。明るい環境でもくっきり綺麗な投影、白壁への投影ではここまでの映りは味わうことができません。EPSON EH-LS800 も壁から20cmほど距離を取るだけで100インチを確保できます。超単焦点プロジェクターは投影サイズ確保に壁からの距離がどれくらい必要になるかが、機器選びの要点のひとつ。

ホールドオーバーズ、昨年のマイベスト。

明るい環境でもこんなに綺麗に投影できることを体験し、最後はしっかり遮光を行なって投影してみましたが、文句無しの再生環境でした。EPSON EH-LS800 のHDMI(ARC)入力と Akurate Exakt DSM との連携もバッチリ、快適な操作感。スクリーンのサイズでスピーカーが小さく見えるようになりましたが、そこは Linn Exakt スピーカーの見せどころ、この空間に全く不足無しの音を聴かせてくれます。勿論、映像だけではなくストリーミング再生も含めた音楽再生も素晴らしい。

本格的なシアタールームを作る予定はなく、気軽な気持ちで使えるシステムづくりの最適解。ハードディスクレコーダーもあるので、映画だけではなくテレビ番組も以前の壁掛けテレビと使い方は変わらず大画面で楽しむことができます。このお部屋の運用時間、どんどん増えそうな予感。