
CH Precision 10 series をフロアーに設置して時間が経ちますが、デジタルだけではなくフォノイコライザー P10 の再生能力の高さには毎日、再生する度に驚きがあります。CH Precision のサウンドは過度なキャラクターが無く、というより全くないと言えるほどナチュラルにストンと目の前に音を出してくれます。これが再生を繰り返すたびに、徐々にのめり込んでいく恐ろしいほど粒立ちの良い表現だと気づき、声や楽器それぞれの立ち上がりを目で追ってしまうような立体感で表現します。こういった体験は多くあるものではありません。

MC専用にて2系統、MC/MM兼用にて2系統、独立した計4系統の入力があります。MC専用とMC/MM兼用の各入力はそれぞれ増幅方式が異なり、MC専用入力での再生は静けさの世界が一層深みを増していく感触を持ちました。L10、M10なども同様に電源部とコントール部の関係を徹底して対処するものづくりは、微小信号を増幅するフォノイコライザーにこそその結果を圧倒的な静寂で確かめる事ができます。

