Wattson Audio Madison Series を再生中です。Madison LE Streamer に組み合わせる専用外部電源 Madison Power S の発売がアナウンスされたこともあり、システム構築に一層興味が湧いていたところでした。CH Precision との強い繋がりを持つ Wattson Audio、先月に CH Precision を集中的に聴いていたこともあり、この Madison Series を再生した瞬間からほのかに CH Precision の音の雰囲気を感じることができました。緻密さや華やかさという面では CH Precision が何枚も上をいく世界ですが、決して欲張らない落ち着きのあるサウンドはこの機器が持つ独特な世界を楽しめるものだと思います。

Madison LE Streamer (上部)はそれだけでも十分に再生能力が高いのですが、先日発売された専用外部電源 Madison Power S (下部)を組み合わせる事で再生中の目の前の景色が何段階か澄んで広がっていくように感じます。ネットワークを利用するストリーミング再生の電源環境の重要性をよく理解できる機器。再生などの操作には「Wattson Music」アプリを使用することができます。どこまでもスムーズな操作感とまではいきませんが、個人的には特にストレスのない範囲で使用できるもの。Qobuz Connect なども利用できるので、ユーザーの使いやすい操作方法を選ぶのも良いですね。

ステレオパワーアンプ Madison Amplifier はスタンダードに1台での使用でも十分ですが、もう1台追加してモノラル仕様への拡張性もあります。このあたりも CH Precision と同じ感覚。今回は2台用意しているのでまずは1台で再生、その後に1台追加でモノラル、また戻してステレオでという具合に変化を確かめながら再生してみたいと思います。