
お客様のご要望も頂きまして、今回は有意義な試聴時間を設けることができました。
(写真左)Dan D’Agostino:Momentum Monoblock
(中央)Constellation Audio:Centaur mono
(右)Jeff Rowland:MODEL 925
フロアーには現在大型のスピーカーが数機種あり、ここ最近では一番賑やかな状態になっています。そのスピーカーでパワーアンプの比較試聴の依頼を受けましたので早速準備となりました。ご用意したパワーアンプは上記の通り全てモノラル。ざっと眺めるだけでもなかなかの景色になります、スピーカーの前にパワーアンプの壁が出来上がった様な雰囲気、ミニマラソン試聴会とでも言いましょうか。

今回の試聴は営業時間が終了してから。この時間に拘って設定したものではなくお客様のご都合がどうしてもこの時間になってしまったのです。ということで19時前後にご来店頂きまして閉店後の試聴はスタートしました。私は当日朝から準備をして、セッティング完了後はそれぞれの製品をチェックしつつその音も聴いていたので、「ところで、柴田さんの感想はどうでしたか?」と試聴を始める前に質問された時はちょっとドキッとしました。「そうですね、私は◯◯がとても魅力的でしたね。」とすぐに答えたのですがお客様は意外な様子だったらしく、「あれ、先日のお話の時は◯◯が合うんじゃないかな、って言ってましたよね。」と言われて、ふと思い出してみると確かにそうだ、そう言った記憶がバッチリあります。「でも、今日実際に聴いてみた感想は◯◯なんですよ。」という話もそこそこにして試聴をスタート。お客様がお持ちのソフトは2枚、聴き込んでいる2曲だけを持って来られていますので、3setのモノラルアンプを入れ替えながら順次進んでいきます。一通りの試聴を終えた後、「もう一回◯◯で聴いてもいいですか?」とリクエストのあった製品が私の感想と同じでちょっと驚きました。お客様の後ろで試聴しているので同じ時間の感想としてもやはり同じ、お客様が来る以前の時間で私の曲で試聴した感想、感覚と変わりませんでした。「不思議ですね、やっぱり◯◯が一番しっくりくる。」というのが共通の感想。
試聴に使用したスピーカーは Wilson Audio Maxx series3 、どのパワーアンプもブランドのカラー全開で聴かせてくれたので、それが余計に好みをつけ易かったのかもしれません。しかし、どのパワーアンプも気づけば聴き入ってしまうほどの音で、ちょっと油断していると比較している事自体忘れてしまいます。本来はそれでいいんですが。大型のスピーカーなので音量もそれなりに大きくしなければ、という事ではなく小音量でも音像が自然に目の前に現れて、ともすればこれだけ大きなスピーカーがどんどん視界から気にならなくなる。と言うと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、これがまんざらでもないのです。
