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Audio & Music

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昨夜はさいたま市のY様宅へ Tannoy Westminster のメンテナンスへ向かいました。Y様がご使用の Westminster は初代、発売当時の80年前半に購入されて大切に鳴らされています。ユニットやエッジ、コーン紙は定期的にメンテナンスを行っていますので今も素晴らしい音を聴かせてくれます。今回は今までメンテナンスを行っていなかったアッテネーターの接触が少し不安定になっていたので、手を入れることにしました。「もう30年以上鳴らしてるんだものね、これからもしっかり手入れしながら楽しみますよ。」と、愛情たっぷりの言葉。「今でもお店で初めて Westminster を試聴した時の感動をはっきり覚えてますよ、一生付き合うスピーカーだと感じましたからね。」と、お伺いする時はいつも新しく出会った演奏や録音の再生を聴かせてくれます。これからも末長くお楽しみください。

翌朝(今朝)は豊島区のN様宅へ、N様も Tannoy Westminster をご使用されています。N様も長く Tannoy 一筋で楽しまれています、初めて購入されたスピーカーはこちらも80年前半の発売となる Stirlling の初代、こちらを長く愛用されていました。その後、Westminster 初代の中古製品が入荷している時にたまたまご来店を頂きまして試聴されました。お部屋には Stirlling のサイズが丁度良かったので愛用していたそうですが、実は購入当時お店で試しに試聴した Westminster の音が忘れられなかったということ。もし Westminster が部屋に入るなら、という気持ちもあり設置場所を採寸してみると何とか設置できそう、という準備も何度か行っていたそうです。

悩まれた結果、N様は現行品の Westminster Royal/SE を選択されました、今から6年程前のこと。どうせならできるだけ気持ち良く鳴らしたいということで、Mclntosh MC1201 モノラルパワーアンプのバイアンプ駆動としてシステムを構築しました。「広いスペースで鳴らしてあげればまた違う表情なのかもしれないけど、ここでの再生もなかなか楽しいですよ。」と言いながら、小林 研一郎指揮、ロンドンフィルのチャイコフスキー交響曲第6番を聴かせてくれました。しっかりした音量でのオーケストラの躍動感、エネルギーと繊細な表現が入り乱れて気づくと2楽章が終わっていました、部屋の空気全体が揺れているような感覚で体全体に演奏が染み込んできます。「Stirlling では音の塊で聴いていたけど、Westminster はその塊がどのような楽器の音で成り立っているかが良く分かるんです。」と非常に楽しそうな表情でした。またお邪魔させて頂きます、N様も末長くお楽しみください。

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2日連続で Tannoy Westminster をご使用のお客様宅へお邪魔してきました、年代の違う Westminster 、システムも環境も違うのでそれぞれ全く違う表情で魅せてくれています、どちらのシステムも魅力の高さは計りきれません。先に向かったさいたま市のY様宅も Mclntosh システムで構築されています、キャビネット内部の長いバックロードホーンをドライブするには Mclntosh のハイパワーは相性抜群ですね。

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写真は全てN様宅の様子です。

柴田

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