
LINN MAJIK DSM & PMC OB1
本日お邪魔しました新宿区のN様宅は LINN MAJIK DSM と PMC OB1 のシンプルシステム。以前はPMC OB1 に OCTAVE の真空管プリメインアンプを組み合わせてのシステムでした、CD再生にはCECのトランスポート、それにDACを組み合わせたシステム構築。中域の厚みとボトムレンジの伸びやかさに特徴のある PMC OB1 からは OCTAVE 真空管アンプとの艶やかさも混じり合って主にクラシック再生中心のCD再生には魅力の高いシステムでした。
データ再生を含めた LINN MAJIK DSM への変更をご相談されたのは1年半ほど前で、私のフロアーでご提案を続けている LINN DS 製品への関心をお持ち頂いていました。それまでのシステムにはPCやデータ再生は取り入れたことがなく、CD再生のみのシンプルなシステム構築でしたのでネットワーク再生機器を導入することには多少の不安もお持ちのようでした。思い切って導入を決断されてからはCD再生もやめてネットワーク再生の LINN MAJIK DSM のみという気持ちの良い切り替え。ネットワークの構築やリッピングの方法などゆっくりご説明を差し上げまして、お手持ちのライブラリーは全て MAJIK DSM での再生が可能な状態になり DS での再生を目一杯お楽しみ頂いています。

それまで OCTAVE で聴こえていた音もこの部屋にはとても似合っていました。むしろ私にはN様宅での音は OCTAVE と PMC での印象が強く、MAJIK DSM はどう鳴るんだろうと楽しみにしていましたが結果としては収まるところにはうまく収まる、ということでしょうか、こちらもまた収まり具合に安心感が滲み出ています。OCTAVE と PMC の頃は厚みのある PMC の音を OCTAVE が少し和らげていてそれがまた心地良かったのですが、MAJIK DSM に変更してからは PMC の個性をより良く感じるようになりまた違った心地良さのシステムとなりました。
今まではお手持ちのライブラリーを中心にした再生でしたが、今後はハイレゾ再生も楽しみたいということでした。ネットワーク、データ再生と聞くとネットワーク構築にPCやデータ、ハイレゾやそれぞれの設定など忙しく自身のアンテナを動かさなければいけないイメージがあるかもしれませんが、N様のようにまずはお手持ちのライブラリーをNASに移行しそれを時間をかけて丁寧にゆっくり楽しむということでも十分。ネットワーク、データ、ハイレゾと言葉の並ぶ製品の扱い方や忙しさのイメージが先行するのは仕方のないことですが、製品や再生方法は進歩してもその中でどうのように使い、楽しむかは皆様それぞれにあって、それは今も昔も変わらないことではないでしょうか。N様ありがとうございました。
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