先日は水戸市へ OCTAVE と LUXMAN の納品へ。
このところフロアー展示製品のご紹介が続いていましたのでお客様ご納品事例もそろそろ少し、お客様宅へは変わらずご訪問を繰り返しているのですがいかんせんお伺いすると話に夢中になって写真を撮るのをすっかり忘れてしまう事が多いのです(笑)。そんなこんなで撮るのを忘れていなかった水戸市のF様とは7〜8年ほど前でしょうか、ご使用の JBL 4348 をもっと鳴らしたいというご相談で来店頂いたのが初めてでした。お話をゆっくり聞きながら揃えたシステムは DENON DCD-SX、Mclntosh C2300、MC275 という組み合わせとなりました、その後 LINN AKURATE DS/K を導入されネットワーク再生も積極的に楽しんで頂いています。さらにレコード再生も追加され LINN MAJIK LP12 の導入で再生ソース機器は全て揃い、充実した音楽ライフを過ごされています。LINN AKURATE DS/K 導入後少し経った頃でしょうか、ご連絡を頂いて「小型で鳴りの良いスピーカーを導入したい。」とご相談頂きました、ご相談を頂いた時にはF様にはすでに Franco Serblin Accordo が候補に挙がっていたようで私もほぼ同時に同スピーカーをお勧めしましたので、その後の決定と導入まではあっという間でした。
JBL 大型モニタースピーカーの迫力とパンチのある音の合間に Franco Serblin Accordo は見事にハマってくれました。Accordo 導入時は手元に余っていたアンプとプレーヤーを間に合わせて組み上げたので「今後はプレーヤーとアンプですかね。」と言いながらも、それでもこんなに朗々と鳴るブックシェルフの表現力にF様としばし聴き入ったのを憶えています。
その後、メインシステムには先ほど書いたように LINN MAJIK LP12 が導入され、益々さまざまなフォーマットでの再生が楽しくなり、Accordo も今以上にという気持ちが湧いてこられたようです。Accordo 導入時にぼんやり話していたプレーヤーとアンプの検討が始まり、私からのお勧めも含めて最終的にフロアーで実際にご試聴も頂いた製品としてプレーヤーには LUXMAN D-06u、アンプには OCTAVE V80SE という組み合わせにて決定しました。Accordo という佇まいの美しい製品に合わせるにはできるだけシンプルに仕上げたい、プレーヤーとプリメインアンプのみ、でも Accordo はしっかりと鳴らしたい。OCTAVE プリメインアンプのラインナップの中でも上位機種 V80SE を選んだのにはそういった理由もありました。
さらに V80SE にはオプションの外付け外部電源 Black Box も同時に購入されしっかり準備完了という手の入れようです。
早速開梱からセッティングまでスムーズに完了し、真空管が程良く温まってきた頃合いをみて「F様、それでは何か一曲再生してみましょう。」とお伝えすると、Loud Hailer / Jeff Beck のアルバムから Scared For The Children を再生されました。私は特等席のスピーカーの真ん中でその一曲を静かに聴かせてもらいました、再生中、私の邪魔にならないようにと気遣いながらもきっと楽しくて止まらなかったのだと思います、後ろから小さな声で歌うF様の声が聴こえていたのがとても印象的でした。「本当に驚きました、こんなに鳴るなんて思ってもみなかった。」とため息混じりでの感想を頂きまして、私も曲が終わるまで黙って聴き入っていたほどです。
先日は COLDPLAY のライブに行かれていました、その他のアーティストライブにも足繁く通われている音楽好きのF様、これからもライブの興奮と合わせてご自宅での音楽再生も益々お楽しみください。F様、ありがとうございました。
柴田
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