情報

Audio & Music

DSC01189

NAGRA HD DAC

NAGRA HD Series は HD PREAMP、 HD AMP、HD DAC  の3製品がラインナップする同ブランドのトップエンドモデル。なかでも HD DAC はその下に位置する Classic series DAC とサイズが同じこともあり離れて見ると一瞬見分けがつかない、なんてことはなく、やはり NAGRA 独特のボリュームつまみをフロントパネルに見つけるとなんだか安心するのです。外観だけでなく HD series のパフォーマンスを抱えている製品内部も Classic DAC とは大きく異なり、内部の半分以上を占める NAGRA オリジナルの電源部用コンデンサーはぎっしりと配置されこれはアナログ部とデジタル部に完全にアイソレーションされています。外部電源「A CPS-Ⅱ」はこれに合わせて2台、アナログ用とデジタル用に用意されます。出力に双三極管を使用したことも Classic DAC との違いで、XLR 出力にはオプションで専用トランスを内蔵することができます。肝心な DAC 回路について、製品内部リアパネルに近い位置にシールドされ配置されたデジタル回路は アンドレアス・コッチ がデザインしたもので、名前を聞けば分かる通り今までも多数のブランドでのデジタル回路をデザインし、現在 Playback Designs を手掛ける DSD の先駆者 (AK Design)。ということはデジタル入力は全てDSDフォーマット処理されるということですね。

DSC01159

その最先端のデジタル回路を内部に置き、これを NAGRA が製品として仕上げたそのサウンドはどのようなものなのでしょうか。HD DAC の素性を見るためにもプリアンプを排し Classic AMP へ直結としその再生を確かめてみます。つい数日前まで Classic DAC を聴いていた為、その変化を敏感に感じることができるな、という期待感もあり早速いくつか曲を選んでみました。CD再生は NAGRA CDC をトランスポートとしてAES接続、IO DATA Soundgenic SSDモデルをUSB接続でのデータ再生、Classic DAC のセッティング時と同様にこのふたつをソース機器として再生します。

DSC01171

あの曲、この曲とレビューを書いてみようと思いましたがそれらを必要とすることなくどの再生も HD DAC のパフォーマンスを真っ直ぐに見せつけられるものでした。初めは穏やかにと思って再生した Grieg ; At The  Cradle / Emil Giles (44.1/16)のピアノタッチと沈み込むような響きに聴き入ってしまい、3分半ほどの時間があまりにも短くもう一度再生して確かめてみたほど。DACは回転物がなくデジタル回路と電源部のみとなり、特にこの静けさは HD DAC の電源部への贅沢な構造が信号処理に効果を発揮しているのだと思います。徐々に楽器数を増やしてDSD再生も挟みつつ最後は Dvrak ; Cello Concerto / Rostropovich, Karajan, BPh (192/24)で今日のところは終了。スピーカーには BOENICKE Audio W5 SE plus を組み合わせました、どの曲の再生にもあまり大きな音量を使用せずニアフィールドに近い環境で試聴したことも良かったのか HD DAC のパフォーマンスにどっぷりと浸りきれたようです。次はスピーカーを変更して大型のものに、音量も上げて再生したいと思います。しかし再生を終えて改めて HD DAC のサイズを眺めながら聴いた曲のそれぞれを思い出しますが、それら全てに溜め息しか出てきません。

柴田

NAGRA HD DAC
¥2,909,000

XLR出力トランス付モデルなどバリエーションがございますので、ご検討の際はご相談くださいませ。

 

お問い合わせ先
電話:03-3253-5555 (担当:柴田)
メール:柴田

 

newakurate Sheet1のコピー