LINN SELEKT DSM
LINN から新製品のお知らせです。
LINN ネットワークプレーヤー製品ファミリーに新感覚の製品が加わりました。先日の新製品発表会に参加し LINN Products 代表のギラード氏より SELEKT DSM の発表を直接聞く事ができ、写真やスペックだけではわからなかった事が彼の言葉で補われ、製品の魅力を十分に理解する事が出来ました。
LINN ネットワークプレーヤーには MAJIK、AKURATE、KLIMAX というラインナップがあり、それぞれにパフォーマンスの異なる世界をご用意し、様々なお客様のご要望にお応えできる内容となっています。KLIMAX はその名の通りフラッグシップとして最高のパフォーマンスをお楽しみ頂くと同時に製品フロントに操作ボタンの一切無い、削り出しのシャーシを纏ったプロダクトデザインとしても完成された佇まいがあります。SELEKT DSM は MAJIK と AKURATE の間に位置する製品として発売されます、しかしその佇まいは「間」に位置する製品というより独立した製品と考えても良さそうなほど。SELEKT DSM はフロントに大型の有機ELディスプレイがあり、再生曲のタイトルや入力セレクターの視認性が高く、これはフロント上部のダイヤル式コントローラーと連動して指先に心地良い操作の感触を味わう事が出来ます。「SELEKT DSM は iPad や iPhone を使用しなくても心地良く操作ができる、触る楽しさも味わって欲しい」と、ギラード氏も説明していました。写真では分かりにくいのですが、上部のダイヤル式コントローラーの前には6つのボタンが用意され、入力切替など行う他に新しく追加された「Pin」機能を落とし込む事が出来ます。LINN DS 操作アプリ「Kazoo」を最新版にて使用されている方にはホーム画面に「Pin」コマンドが表示されているので「おや?」と思われた方も多いはず。例えば私が SELEKT DSM を使用する際、ストリーミング再生時に大好きな Marvin Gaye / What’s Going On のアルバムをすぐに再生したい時、このアルバムにピンを留めてSELEKT DSM の6つの操作ボタンのいずれかに設定すれば指定したボタンを押すだけで Marvin Gaye / What’s Going On のアルバムがすぐに再生を始めます。John Coltrane / My Favorite Things と Miles Davis / Kind Of Blue のアルバムを並べて設定しておくのもいいな、と想像したり。更にもっと細かく、Kind Of Blue のアルバムからお気に入りの1曲、Blue In Green のみをボタンに落とし込むことも出来ます。とにかくPin機能はそういった使用以外にも用途が広くあるようで、実機での設定やこれからのアップデートなども含めると相当に楽しく使用できる事が用意に想像できます。
SELEKT DSM は「SELEKT」との名前通りいくつかのバリエーションからお客様に合ったモデルを選択して頂く事が出来ます。スタンダードなプレーヤーとして、またはパワーアンプ内蔵のプリメインアンプとして、そしてそのそれぞれに2016年に発表された Katalyst DAC 搭載バージョンをご用意して合計4モデルからお選び頂けます。また、LP12 と同様に将来的なシステムアップが可能なように SELEKT DSM はモジュール式構造を採用しています。例えばSELEKT DSM のスタンダードモデル (Pre / Line出力)を購入した後にパワーアンプを追加してプリメインアンプとして使用する事もでき、パワーアンプを複数ch追加する事で将来的にサラウンド再生も可能にできる仕様であるとのこと。MM& MC 独立フォノイコライザーも装備があり、LP12 でのレコード再生も楽しむ事が出来ます、当然 EXAKT Link もありますので URIKA Ⅱ での再生も。 USB入力も確認できましたのでPCからのUSB接続再生も可能です。ロングセラーモデルとなる一体型の MAJIK DSM、一体型で更にパフォーマンスの高いモデルを検討したいと思われた方、既存のシステムにネットワークプレーヤとして LINN DS を新規導入したいと検討される方にも SELEKT DSM は新たな選択肢として魅力の詰まった製品です。フロアーにも展示しますので、改めてお知らせ致します。
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