Mclntosh C1100
Mclntosh のプリアンプ、今も昔も「コントロールセンター」としての設備が充実していることは変わらない魅力のひとつ。現行製品の C52 で見るとアウトプットはむしろ増えていて、XLR、RCA 各3系統という充実ぶり、フォノイコライザーもMC & MM、デジタル入力も各種、そんなに使わないよ、という方が多いかも知れないけれどバイアンプやマルチ、もしくは異なるシステムへの送り出しなどこのプリアンプの設備で出来ない事はないと言えるくらい。デジタル入力の装備を追加した型式からは、更にそのコントロールセンターとしての立ち位置は盤石のものとなっています。あらゆる使用環境に落とし込めるプリアンプ、使いやすさと安心感、何よりブルーアイズメーターの針を目で追っているだけでも寛げるのです。その中でもプリアンプのフラッグシップモデル C1100 はデジタル入力を持たないアナログオンリーのプリアンプとして存在していることも頼もしい、一時期はコントロール部と電源部を別筐体としたモデルがいくつかあり、トランジスターと真空管を選べる仕様としていた頃もありましたが現在はそれらの展開も終えトップエンドモデルのみの仕様となっています。
写真の後ろにぼんやり見えるスピーカーの中に BOENICKE Auido W13 があります、外観は W11 と同じなので分かりにくいですが W13 はアクティブウーファーを積んだモデルなのでXLR2系統出力のプリアンプが必要です。ケーブル数と接続に若干の手間がかかるのでフロアーでもなかなか再生にこぎつけないモデルなのですが、こういうプリアンプがフロアーにやってくると俄然体が動いてきます。早速 BOENICKE Audio W13 をセッティングして再生中ですが、パッシブウーファーと違いボトムの伸びと粘りに独特なものを感じます、迫力満点。金額のことを言うとアレですが、Mclntosh C1100 フラッグシップに掲げるプリアンプでこの金額設定ですから、決してお手頃とは言いませんが Mclntosh 以外に見渡してみてくださいこのクラスのプリアンプの金額設定、なかなか出来るものではないですよね。
Mclntosh C1100
税別定価:¥1,700,000
BOENICKE Audio W13 Standard (Walnut)
税別定価:¥4,280,000 (ペア)
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