W8 SE Plus & LINN KLIMAX
昨年から新築スペースへのシステム導入を検討頂きまして、何度かのご試聴を繰り返し、しっかりと吟味して頂いた結果の選択を行なって頂きました。横浜市のW様はご相談を頂いた時からすでにご自身の新しいスペースでのオーディオシステム、各機器のおおよその理想があったように思います。選球眼というか、こういう雰囲気で楽しみたいという一歩踏み込んだお考えをすでにお持ちの方でしたので、私からご提案できる情報はそのしっかりとした下地に少しだけ色を添えるという役目だったように思います。
再生は基本的にデータのみ、映画のサウンドもクオリティーを保って楽しみたいがサラウンドシステムまでは組まずシンプルにステレオ再生の環境で音質追求を。主な製品もおおよそ決まっていましたがどのクラス、組み合わせににするかの最終着地は実際の試聴にて、という流れでした。BOENICKE Auido W8 はフロアーにお越し頂いて初めて見て試聴された事で気に入って頂いたのでした。
お部屋の間取りと溶け込むように駐車スペースがデザインされ、納品当日も天候が良く光の入り具合までしっかり計算されているのが分かります。音楽を聴きながら愛車を眺められる空間、それもなんとも言えず自然でくつろげる時間となって漂うのです。事前に製品レイアウトを打ち合わせしながら当初はアンプ類もフロントに設置予定としていたものを変更して背面に、機器を魅せるレイアウトではなくシンプルに音を楽しむ空間へと仕上がりました。ただし、その音には拘りを強く落とし込み W8 SE Plus を選んで頂きました。W8 SE Plus 仕様での OAK 仕上げをご納品したのは私も初めてです。ソファーに座って再生すると、暫くは立ち上がりたくないくらい。
背面は書棚兼機器設置スペース、再生とアンプは LINN KLIMAX DSM/2 と KLIMAX SOLO という着地となりました。再生まで含めても3筐体、KLIMAX シリーズは目立たず静かにその最高のパフォーマンスを届けてくれます、恐ろしいくらいに。まだお引越し作業中のW様でしたので、ゆっくりお話しできる時間はありませんでしたが、この書棚にお好きな本がぎっしり並んだ頃にもう一度お邪魔させて頂けると嬉しいなぁ、と思いながらの作業でした。
当日は私の作業より忙しく動かれていたW様、その中でも私達との時間にはゆっくり丁寧にご対応頂きまして、どちらかというと私の方がバタバタしていたのかも知れません。。選ばれたシステムから聴こえる音も人柄そのもの、ゆったりと心地良く時間を楽しむ最高の空間が出来上がっていたように思います。W様、有難うございました。
柴田
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