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Audio & Music

The Blue Notebooks / Max Richter

「戦場でワルツを」で名前を覚えたマックス・リヒター、映画そのものも観たあとで数日は息苦しく、なんとも言えない気持ちですが、音楽は随分と効果的に使われていると思います。それから彼の名前で作品を追いかけるようになりました。傑作だったオリジナル発売から15周年記念盤となったこのプレスは特に気に入っていています。音での印象が非常に強い映画「メッセージ」でのオープニングとエンドの楽曲それぞれ、改めて針を落とすと映像が後から追いかけてくるよう。メッセージでの中間楽曲は残念ながら昨年亡くなったヨハン・ヨハンソンも書いていて、最近だと「ボーダーライン」とか、あの独特な雰囲気が音で頭に焼き付いてしまう。数日前は半袖と短パン、サンダルで汗だくになっていたのにそんなの無かったようにヒンヤリ梅雨空となりました、雲行きも頭の中のモヤモヤも楽しんでしまえるこれからの時期に針を落とす一枚としては最有力です。