
Mclntosh & Pass & Mark Levinson
お客様からご試聴希望を頂きまして、プリアンプ3機種をご用意しました。
Mclntosh:C1100
Pass:XP-22
Mark Levinson:No.526
価格帯としても近い3製品、お客様の好みに近いプリアンプのご準備となりました。この3製品、単体としては聴いていますが揃って比較再生するタイミングもなかなか無いので私も良い体験ができたと思います。プリアンプ、コントロールアンプは入出力の仕様や数など使用目的に沿った機種を選ぶことも大切ですが、オーディオシステムの音色を決める重要な箇所。スピーカーはシステム全体の音を決めますが、その音色はプリアンプ。だからこそ長年寄り添っていく大切なプリアンプが見つかるとオーディオシステムは安定するのです。
この価格帯のプリアンプは基本的にアナログ入出力のみ、各種デジタル入出力は外部単体製品を使用することを前提としています。今回、Mark Levinson もその意味ではDAC基盤搭載無しのNo.523をご用意する予定でしたが試聴機のスケジュールでやむなくNo.526としました。パフォーマンスの高い3製品、システムの中で各プリアンプに変更して再生していくとその音色の異なる世界がはっきり見えてきます。Mclntosh C1100 のように真空管を使用したプリアンプも含まれているので、余計に感触が掴みやすいものになったと思います。どんな音楽を主に再生するのか、この曲だけは自分の思うわがままな音で聴きたいというものがあれば、求めるプリアンプは必然的に繋がってくると思います。
