Logos MK2 with DAC
イタリアのアンプブランドPathos、スピーカーブランドのChario、ふたつのブランドの国内販売開始がアナウンスされて約半年が過ぎ、以前に国内展開を行なっていたブランドという事もあり「あの製品がまた買えるんだね。」と声をかけて頂くことが増えました。フロアーでは販売開始と同時に Pathos は Classic Remix、Chario は Ghibli という組み合わせを選んで展示をスタート、明るく心地良く鳴るアンプとスピーカーの組み合わせ。 それから6ヶ月くらい再生をしていると悪い癖というか、アンプをグレードアップしたい気持ちが強くなってきます。Pathos はプリ段に真空管、パワー段にトランジスターというハイブリッド構造なので Classic Remix でも70W/ch(8Ω)という安心のドライブ力を備えていますが、上位機種での音を聴きたくなったというただそれだけの事です。しかし、Logos MK2 は110W/ch(8Ω)とハイパワー設計となっているので相当に大型のスピーカーでも楽にドライブできる安心感があります。私のフロアーにはそういった大型スピーカーも多いので、これは今後が楽しみ。
ブランドロゴのヒートシンクは毎日眺めていると当たり前になっていますが、こういったひと手間を加えてくれる製品づくりが手元に置いて長く愛用したい理由のひとつになるのです。このヒートシンクとフロントパネルの木とのバランスとデザインが決して忙しくなく、そこに生えている2本の真空管を眺めながらまずは一杯いけそうです。お酒が良い感じで体を回った頃には2本だった真空管が背面のガラスに反射して7、8本に見えるはずなので、その時鳴っている大好きな音楽と混ぜ合わせて更にお楽しみ下さい。
Classic Remix の展示と同様に Logos MK2 もオプションのDACモジュール「HiDAC MK2」を搭載しています。このオプションモジュール追加で同軸デジタルとUSB入力も装備となるので、一気に使用範囲が広がります。リモコンも製品フロントパネルに使用されている木で仕上げてありボタンが7つ縦に並んでいるだけ、どのボタンが何の役割かは記されていません。使い慣れるまで「音量調節どれだっけ。」と小言を言いながら押してみるのですが、慣れればなんて事はないですね、「書いてなくても分かるだろ?」と言われているようです。
スピーカーは今まで通りブックシェルフサイズ Chario Ghibli のままにしてひとまずアンプだけが変更された状態、鳴らし始めから音量小さめでも豊かな響きがあり、少し落ち着いてきた頃を想像すると更に楽しみです。時間があればフロアーの大型スピーカーとも組み合わせてポテンシャルの深さを覗いてみたいと思います。
※2021年1月20日よりオプション扱いのDACボードは標準装備となりました。
Pathos Logos Mk2 with DAC
税込定価:¥932,800
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電話:03-3253-5555 (担当:柴田)
メール:柴田 (shibata@dynamicaudio.co.jp)