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Audio & Music

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Musikelectronic geithain ME802K

2020年のスタートからレアなスピーカーの中古入荷のお知らせとなります。Musikelectronic geithain(以下、ムジーク) はライプツィヒ郊外のガイザイン村に誕生し、ドイツ国営放送標準統一モニターに採用され、後に世界中のスタジオで絶賛されるモニタースピーカーを作り出し現在に至ります。久しぶりにフロアーで見るムジークのスピーカー、国内販売を開始した頃がとても懐かしいです、と同時に思い出すことも様々。所謂パワードモニタースピーカーが私たちのコンシューマーマーケットで展開可能かどうか、当時はそれこそパワードのスタジオモニターの販売なんて考える方が厄介な雰囲気すらありましたから。15年くらい前でしょうか、ムジーク国内代理店となった担当者が「その気持ちは十分に分かるけど、ちょっとだけ聴いてみない?」とラインナップの中でも一番小型のRL906を脇に抱えて私のフロアーに来たのが本当に初めだったと記憶しています。片手で抱えられるようなサイズのパワードスピーカーを取り敢えず間に合わせのスタンドに乗せて音を出した時にビックリしたこと、「なんでこんな音が出るの?」と何度も聞き返していたと思います。無理を言ってそれからしばらくRL906をフロアーに置いてもらい、楽しくてそればっかり鳴らしていたら、「気に入った?、それならラージモニターも持って来ようか?」なんて軽く聞かれたので「是非!」と言ったらやってきたのがあのRL901でした。

というような出会いからの話は長くなるのでこれくらいで。それからは本当に色々聴きました、何度も言いますがコンシューマー製品販売店の中では当時これだけの種類のムジークを鳴らしていたのは私のフロアーくらいだったと思います、ネットを探して頂くと当時の下手な紹介記事がいくつか残っているとは思いますが。スタジオモニターとコンシューマーで楽しむスピーカーは、基本的に目的が違います。もちろん用途の違いが最も大きなところで、それは皆さん想像すればすぐに分かる事でしょう。でもなぜか、ムジークのスピーカーにはその隔たりが感じられないというか、確かにスタジオモニター然としているのにこのコンシューマースピーカーに囲まれたフロアーで鳴っていても全く違和感がないのです。ただし、そのパフォーマンスにはただただ驚きます。特殊同軸構造で仕上げたムジークの看板でもあるユニット構造からの目を見張るような定位感、難しいといわれる低域の指向性をコントロールすることで得られる無駄の無い量感とボトムエンドまで伸びやかな鳴りと反応の良さ、質感まで。触りたくなるようなアコースティックの表現からエッジの強い打ち込みのキックやバスドラムまで、どれを再生しても見事なものです。音を目で見ているような色彩感を感じる事ができると同時に質感が耳に訴えてくるような贅沢な時間が過ごせます。今回入荷したモデルは現行ラインナップにもあるME802Kとなります、フロアスタンディング4wayアクティブスピーカー、パワーアンプは低域用に1000W/4Ωを2基、中域用に500W/4Ω、高域用に500W/4Ωという贅沢過ぎる仕様。本体そのままで使用できるのですが、前オーナー様が使いやすい、移動しやすいように Acoustic Revive社製の特注スタンドを制作されています、これがまた重量級でしっかりしています。スピーカー本体も現在の国内輸入代理店イースタンサウンドファクトリーにてメンテナンス済みとなっています。すべての方にとは言いませんが、興味のある方には是非ご紹介したいスピーカーです。

Musikelectronic geithain ME802K
中古品税別価格:ご成約済み
※委託中古製品、Acoustic Revive社製特注スタンド付き、配送費用は別途となります。

仕様
同軸型4ウェイスピーカー
周波数特性(±3dB):25Hz〜22kHz (-6dB)
最大音圧:125dB (ピーク)
システム構成
低域:260mmコーン:3
中域:160mmコーン:1
高域:25mmツィーター:3
内蔵パワーアンプ
1000W/4Ω:低域:2
500W/4Ω:中域
500W/4Ω:高域
クロスオーバー周波数:160Hz、680Hz、2kHz
入力端子:XLR
電源:100VAC
キャビネット仕上げ:Ash White
本体寸法:1155H:366W:423D (mm)
重量:82kg

ご紹介のスピーカーは現在5555中古フロアー5Fに移動してあります、ご購入検討にてご試聴の場合は事前に5F担当:諸石までお電話、メール「諸石 (moroishi@dynamicaudio.co.jp」にてご予約をお願い致します。柴田宛にご連絡を頂いてもご対応可能です。

お問い合わせ先
電話:03-3253-5555 (担当:柴田)
メール:柴田 (shibata@dynamicaudio.co.jp)

newakurate Sheet1のコピー

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