
Momentum M400
先日から MAGICO M-Project を据え置いてパワーアンプの組み合わせを考えていていたところでした。数日前までは CHORD ULTIMA 3、これが予想以上に粘りのある音を聴かせてくれたこと、驚きながらうっとり聴き入ってしまいました。密閉型かつ重量キャビネットに装備された10インチウーファー3本をしっかりグリップしてくれる事にも好印象。アコースティック数台の演奏から徐々にオーケストラの再生までストレスフリー、無理なく聴かせてくれました。そのアコースティックな響きの表現力もさることながら打ち込み系のドラムやベースの骨格や反応の速さ、アタックの感触が見事だったことは個人的にも非常に好みの範囲。再生音楽のバリエーションが広くなればなるほど使いたくなるアンプだと思わされました。
贅沢なシステム変更はまだ続きがあり、本日からパワーアンプを Momentum M400 に変更しています。Dan D’Agostino のモノラルパワーアンプ第二弾となる400W/ch(8Ω)、初代となるM300からスペックだけが上がったのではなくトランジスターやトランスなど各パーツのブラッシュアップでパフォーマンスそのものが大きく底上げされています。製品デザインは変更なく、放熱用に開けられた穴が整然と並ぶ銅のヒートシンクに挟まれたアルミ削り出しのボディ、約41kgとズッシリと重いこの筐体を触ると音を出す前からワクワクしてきます。MAGICO M-Project がまた一層深い世界を魅せてくれそうです。
