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Audio & Music

OCTAVE HP700SE

OCTAVE のプリアンプ、HP700 がマイナーチェンジを行いました。HP700 として約6年間の生産を続けた事になりますが、更に遡れば先代の HP500 からその基本的なコンセプトは変わっていないのです。そう考えると国内での OCTAVE への信頼性が高いことも納得できると同時に、以前お会いした OCTAVE 代表の アンドレアス・ホフマン氏の物腰柔らかな話し方と音楽や自身の製品にかける想いを伝える際の熱量を思い出すと更に製品への信頼性を高めることができます。

今回はフルモデルチェンジという事ではありませんが、それは HP500 から続く音への基本設計に自信があることも含まれています。仕様変更で発表されている中ではXLR出力が2系統になったというのは目立つ変更点、HP700 を使用してバイアンプシステムでの構築例が多いということも理由のひとつ。大きく発表はされていませんが、XLR出力2系統の為の出力ステージに関わる調整、内部で使用する真空管のバリエーション選択機能を廃し使用真空管を固定することで余計な回路を省くこと、その他細かく手を入れているようです。

スタンダードなプリアンプとして使用する他にモジュール式での拡張箇所を確保しMM or MCフォノイコライザー(RCA、XLR)の追加選択、RCA or XLRライン(トランス内蔵選択可)入力のモジュール、トーンコントロールやバランス、アウトプット選択の可能なオプションの設定など HP700 で可能な流れはそのまま引き継いでいます。本日より国内での発売を開始する HP700SE、まずは改めてその実力を確かめつつフロアーで再生してみたいと思います。

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