
LINN MAJIK DSM/4
Premium 1box System
プリメインアンプにネットワークプレーヤーが収まった MAJIK DS-I が発売されたのが2009年、それから11年の間アップデートを繰り返しながら進化した MAJIK DSM がいよいよフルモデルチェンジとなりました。振り返ってみると HDMI入出力が装備され、次に EXAKT Link が追加となり、その後 HDMI 2.0 へのアップグレード。初代が発売された頃、音楽再生の音質はもとより映像との再生共有をこれだけ早くから提案していた製品は他に全く無かったのです。そんな優れもにも関わらず1筐体で収まっている MAJIK DSM がどれだけ生活空間に溶け込むのが自然だったか、これまでの販売数と MAJIK DSM ユーザーの数が証明しているはずです。

今回のフルモデルチェンジはそういった意味でも今までアップグレードで進化してきた仕様、装備を改めて整理し、サウンドパフォーマンスはしっかりと向上させるという大きな区切りとなっています。外観の変更は分かりやすく13年間統一されていたデザイン、シャーシは今回で刷新され人気の高い SELEKT DSM と並ぶデザイン、1筐体プレミアムとして2つのクオリティーから見た目にも選択しやすいラインナップとなりました。そういう意味でも新しい MAJIK DSM/4 から EXAKT Link 、Aktiv Module 搭載機能、Surround Processing Module 搭載機能が外されたことは意外であったと同時に SELEKT DSM との差別化を図る大きなひとつだったのだと思えます。今までよりもっとシンプルに使いやすく、かつ音質を確保した LINN のアイコン的存在は更に魅力的なかたちとなり、MAJIK DSM を選ぶ理由が明確になったと思えます。

なんと言ってもワクワクしながら再生した音質の変化に喜びが大きかったのが第一印象。今までの MAJIK DSM のサウンドも文句の付けようはなかったのですが、サウンドステージの広さや力強さ、見通しの良さもはっきり今までとこれからで異なる事を音で聴かせてくれました。実は一番興味のある、レコード再生におけるMMフォノイコライザーのパフォーマンスが飛躍的に向上していること、これをまだ試していないので楽しみはまだまだ控えている状態。明日からの連休はフロアーでも再生しますのでデジタル、アナログ、全てが生まれ変わった MAJIK DSM/4 のパフォーマンスを確かめてみたいと思います。
お問い合わせ先
電話:03-3253-5555 (担当:柴田)
mail: shibata@dynamicaudio.jp