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Yona Yona Weekenders

移動の時はもっぱらラジオを聞くのですが、車以外の移動時のお供は Sennheiser Momentum True Wireless 2 。初代機が発売されてからというもの買い換えながらずっと使い続けていて、思い返せば初代機は充電が悲しいほど持たずそこだけが大きながっかりポイントでした、音質はすこぶる良かったのですが。代替わりして現在のモデルは充電の心配も忘れてしまうほど長く持つし音質もさらに向上しています、ひょっとして初代機の充電の持ちの悪さは自分の個体だけの症状だったのかも、と思えてくるほど。それはそれとして。いつかの帰り道に聞いていたラジオ番組からYona Yona Weekendersというライブ音源が流れてきました。その時に初めて聞いた名前だったのであの美味しいビール(よなよなエール)の協賛ライブなのかと思ったまま、でもなんか凄い良い雰囲気でそのまま最後まで聴き続けました。なので耳元でそのライブ音源を聴きながらインドの青鬼だとか水曜日のネコだのとか、あのかわいいラベルを思い浮かべながら聴いてしまい結局2本とも近くのコンビニで買って帰り美味しく頂くことに。あまりに心地良い流れで家路につけたこともあり忘れないよう水曜日のネコを片手に音源を調べてみると「ツマミになるグッドミュージック」を掲げていることもその時に知り、当然メンバーもお酒好きであるということで、これは完全に彼らの思う壺だったということが分かり更に心地良さが増すのでした。乾杯。

国内だけにとどまらず海外では驚くほど大流行のCity Pop、レコードもそれらに該当するオリジナル盤は面白いほどどんどんと高騰し、売れるとわかれば再プレスの動きも早く、懐かしいジャケットのアルバムが次々と再発売されています。国内もそうですが海外ではマニアやDJからの要望が特に強く、人気曲はアルバム(12inch)ではなくシングル(7inch)でのリイシューがあるのも面白いところ。Yona Yona Weekenders もCity Pop と呼ばれているところで(そうなるとサチモスやペトロールズも海外でのジャンル分けはそうなるのですかね)、音楽のジャンル分けっていつまで経っても不思議ですが。それで言うと例えば泰葉のFriday Chinatown (1981)も立派なCity Pop。世界で最も楽曲を売り上げるアーティストの1人と言ってよい The Weeknd の最新アルバム Dawn FM には織田哲郎が作曲し亜蘭知子が歌う Midnight Pretenders (1983年) がサンプリングされ話題になり、City Popというジャンルの世界的な盛り上がりと共通認識がよく現れた一枚となっています。大人の事情でグラミー賞とは絶縁状態の彼ですが事実上は世界一。もう一度乾杯。

とは言うものの、個人的にCity Popと呼ばれる音源はあまり聴いていないのですが、自分史の中で時々思い出してはあの曲良かったよねぇ〜くらいのところをフワフワしています。どちらにしても日本の楽曲が世界中で今一度評価されているというのは嬉しい事で、そう思うとなんだか酒が進むのです。2本目も飲んだし続きはウィスキーでも。Yona Yona Weekenders の「ツマミになるグッドミュージック」というのも楽曲への自信を随分抑えた控えめなものだとは思いますが、何をするにしてもちょうどイイが1番難しい。さらにツマミにしては美味過ぎて、いつまでもいつまでもリピートしてしまいたい。まさに Good Music とはこういう時のこういう感じのことなんですよね。再度乾杯、そして深酒に注意。