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LINN New Cartridge KOIL

LINN LP12 に新製品が続々と加わった中のひとつ、MCカートリッジ KOIL。早速 MAJIK LP12 のMCカートリッジパッケージとして LINN LP12 の新たなラインアップ MAJIK LP12 MC として加わる事に。その MAJIK LP12 MC が発表された数日後にご来店、ご注文を頂きましたお客様へようやくご納品の運びとなりました。カートリッジ以外は MAJIK LP12 (MM) と変わりはないのですが、レコードプレーヤーはそのひとつひとつが大きな要素となるので、カートリッジだけが違うと言っても大きな変更内容となるのです。勿論、MM と MC という基本的な違いにより接続先となるフォノイコライザーもMC対応フォノイコライザーが必要となり、もしくはステップアップトランス、昇圧トランスを用意してMMフォノイコライザーへの接続となります。MMカートリッジの魅力もこれまで通りあるのですが、MAJIK LP12 として MM & MC が選択できるようになったのは、地味に聞こえるかもしれませんがかなり嬉しいことなのです。

ということで、ご注文頂きましたチェリーの MAJIK LP12 MC、とっても色味が良くて美しいです。新型軸受の KAROUSEL、トーンアームのKRANE、そして MCカートリッジ KOIL、この数年でこれだけのアップグレードが更新された MAJIK LP12 のパフォーマンスは驚くほど高くなっています。実際に組み上げて調整が完了した際の再生、動作テストを行う時にいつもの癖で MAJIK LP12 MM のイメージが浮かび上がった状態で針を落としたのですが、少しビクッとしてしまうほどクリアな音が聴こえてプレーヤーを二度見してしまいました。KOIL カートリッジとの組み合わせ、すこぶる良いと思います。

新鮮な音を聴くといつものチェック盤とは違うレコードを用意したくなり、Deve Brubeck Quartet / Time Out から Take Five を。適度なスモーキーさを漂わせたドラムでスタートしブルーベックのピアノが絡んでくるまでの数十秒だけでも心地良さがピークに。MMカートリッジとは異なる見晴らしの良さに感激しつつ、デズモンドのサックスに酔いしれて MAJIK LP12 MC の完成度を実感。数日後にお客様へご納品させて頂きましたが、やはりお客様のシステムに加わった再生の音はフロアーで確かめた音の何倍も素敵な魅力で響いていました。これから MAJIK LP12 をご検討の皆様、MM にするか MC にするか、楽しい悩みが増えてとっても羨ましいです。

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