
日中のポカポカした心地良さを感じていると11月も半ばだということに疑わしくなるのですが、朝と晩はしっかり冷え込みを確認できるのでやっぱり冬が来たのだと安心しています。先週くらいからそんな様子を体感しながら過ごしていますが、それが立冬を過ぎた頃だと知ると今と昔とでは多少違うとは言え、季節の巡りに印をつけた先人をその時だけでもほんの少し思う事ができます。
寒くなると空気が乾燥するので体調を崩しやすくなるのが嬉しくないところ、これは皆様それぞれの対処法で気を付けてください。嬉しいことは、やっぱり澄んだ空気の中で見る景色は発色も良く青空との相性が抜群。ついついそういう風景を見ると立ち止まってしまいます。

雨上がりの曇り空でさえ、夏とは違う雰囲気があります。

レコードにもカラフルな盤があります。カーボンが混ぜ込まれた通常の黒いレコードが硬度、強度共にしっかりしている事からも、音質面ではスタンダードな黒いレコードを選ぶ方が良いというのはご承知のことかと思います。しかし、例えばビートルズの赤盤の音質が良かったという方が存在する過去もあり、当時の東芝音楽工業(川口工場)のプレス技術にはなにかとんでもないヒミツがあったのでしょうか。東洋化成を訪問させて頂いた時にもカッティングエンジニアに聞きましたが、音質ではやはり黒、カラーヴァイナルはプレスに手間と時間が掛かって大変だとのこと。それでも、分かっていても買ってしまう好きなアーティストのカラーヴァイナル、何かの記念で限定だとかなんとか書いてあると呼び込まれてしまうんですよね。。普段針を落とすのは通常の黒、カラーヴァイナルはほとんど聴くこともない永久保存盤になりますが。
保管しておくだけなのもなんだか悪い気がして、空気の澄んでくる季節にはその発色を見て楽しむことも含めて、ご開帳なんて気分も良いかもしれません。でも、ちゃんと聴けますからね。
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