
Klipschorn AK6
Compression driver & folded-horn
フロアーに設置して2週間ほど経過しました。
設置して間もない頃の第一印象は、少し腰高な音だと感じていました。ドライバー&ホーンは快調で特徴的な低域もある程度出ているものの、まだまだ設置場所などの調整で良い方向へ向かう事ができるという余白も感じます。そういう意味ではフロアーに設置してほぼ調整する必要のない、良くできたスピーカーよりは随分と楽しみな時間を過ごせるのです。
独特な内部キャビネット構造もあり38cmウーファーからの低域処理をどうするかによってこのスピーカーの楽しさや魅力は大きく膨らんでいきます。これは使う方の環境や考え方でその色を変えていくもので、オーディオを使う醍醐味はそこにあります。当初から短期間の展示ではなく少し余裕を持った期間を考えていた事もあり、設置場所や組み合わせる機器など様々な方向から再生してみようと思っていました。それでもこの2週間くらいの間に試したいくつかの事で設置当初の腰高な印象はすぐに無くなり、もうすでにこのスピーカーの本来の音を聴けているのではないかと思える状態になっている気もしています。


今週末の試聴会、きっとお楽しみ頂けると思います。
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