Record Store Day

毎年4月の第三土曜日は Record Store Day 、今年で10周年のようです。ようです、というのは初めの3〜4年は記憶が薄く同日海外での催しは規模も大きなイメージがありましたが、国内では「Record Store Day 限定プレス」という盤をちらほら見かけていたというぐらいです(私だけかも)。それも含めて当時は自分の関心がそれ程強くなかったのかも知れません、それから年を重ねるたびにWEBでの告知のボリュームや日本国内でも Record Store Day 限定盤のタイトル数が徐々に増えていったように思います。今年の限定盤もかなりのタイトル数が出ていました、欲しい盤がいくつかあったのですがすでに完売の盤などもあって少しだけ買えるものを買ってみました。Jaco の映画を見に行けなかったのが惜しまれるので(少し遠くの館ではまだぎりぎりやってますが)、せめてライブ盤でもと思って買ってみたり。他にも欲しいのがあったんですけど。。過ごしやすい日が続きますので、皆さんもぜひ近くの街のレコード屋さんにお出かけしてみてください。インターネットでの情報交換がより便利になった現在、レコードも国内問わず海外から楽に入手できる時代になりましたが、Record Store Day は街のレコード屋さんに足を運んでお店の人と話をしたり実際に盤を眺めながら楽しみ、交流する目的も含まれています。お店に行くと案外探していた盤に出会ったり、ついつい買い物が増えたり、楽しい事がいっぱいあります。

さて、前回の LINN LP12 の続きを少し。LINN LP12 が組み立てと調整が必要な製品だという事は前回お伝えしました。本日もLINN LP12 のご納品を行ってきましたが、AKURATE LP12 、お客様宅で輝いていました。組み立てスタートの段階 LP12 Mechanics は上の画像のようにかなりプレーンな状態です。今まではこれにサブシャーシが組み込まれていたのがスタート段階。AKURATE LP12 にはサブシャーシ KORE が搭載されますのでここからまずはサブシャーシ組み込み作業を行います。

サブシャーシ組み込みが完了。今回のM様ご納品内容は「AKURATE LP12 の電源をRADIKAL AK に変更する」というカスタムです。AKURATE LP12 は基本外部電源 LINGO での ACモーター駆動ですが、新DCモーター RADIKAL に変更できますのでご希望に沿ってモーターも交換します。上の画像は交換前のACモーター(シルバーの丸いものがモーターです)。

モーターを変更。ここからはフォノケーブルなど引き回して LP12 の要となるフローティングシステム3本のスプリング調整に時間をかけます。LP12 を組み立てて調整する作業の中で、今まで各種パーツなどはアップデートがあり組み立て作業も変更されていますが、スプリング調整だけは今も昔も変わりません。まずは適度な落としどころに合わせてしばらく回転や動作を行い、また少し時間を置いて様子を見ながら微調整します。こうして時間をかけてバッチリ調整済みの LP12 をお届けしていますのでご検討の際はどうぞお気軽にお声がけください。