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Audio & Music

DSC_4897STEREO 1.0

トップエンジニアにデザイナーが集うドリームチームでの製品開発をコンセプトに各ラインナップが彩られている Constellation Audio 。ひとつ挙げるとすれば、リファレンスフォノアンプ「PERSEUS」は ML での JC-1 や JC-2 のジョン・カールが携わっていることでも注目されその完成度に往年のファンからも称賛の声が上がっていたりする。その他の製品も同様に、各分野に長けたチームの製品開発によってハイクオリティーな製品を静かに生み出し続けています。

パフォーマンスの強力さとは異なりどの製品も外観は落ち着きのある仕上げとなっていて、電源を入れその音を実際に体験した時のギャップを楽しんで欲しいかのように見えたりもします。佇まいを静とするなら再生が動、それすら音の感触に落とし込んでいるようにも見え、なんとも恐ろしい製品だとも思います。

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いくつかのラインナップが用意されている中、現在フロアーではステレオパワーアンプの「STEREO 1.0」を再生しています。Constellation  Audio の中でこちらのパワーアンプはエントリークラスに位置付けられるところ。上位クラスのパワーアンプに比べ25kgという重みは決して軽くはないですが、重すぎるものでもなく扱いやすさを感じます。しかし、フルバランス構成というのは上位クラスと同様で200W/ch(8Ω)という数値からも驚くほどのスペックではないと思いきや、実際の再生ではしっかりと驚かされる力感と抜けの良さを味わえます。

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聴けば聴くほどに徹して飾らない表現に思えます。演奏の厳しさを表現する金管楽器のビリつきまで容赦なく聴かせてくれるようで、大編成の楽曲などを再生するとそれがよく分かります。数週間前に  Handyland U.S.A / George Handy のオリジナル盤LP(モノラル)を手元に迎えた偶然もあり、それからというものA面1曲目の Recoil が毎朝 & 寝る前のお気に入り曲でした。そして、フロアーで聴くその曲が最も生き生きしていたのがこのパワーアンプに変更した時でした。当然、その期間に繋いだ他のアンプは少ないので比べる範囲が狭いのですが、VIVID Audio GIYA G2 S2 からはアルトやテナー、バリトンやトロンボーンが何とも言えない熱気に溢れて聴こえてくるのです。こんな再生が聴けるパワーアンプをエントリークラスに位置付ける Constellation Audio の底の深さを垣間見たというか、少し薄らいでいた上位機種の音を今一度聴きたくなってしまいました。

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