Alone, Again / Paul Bley
このアルバムを聴く前は Jimmy Giuffre 3 , 1961 と Open, To Love の2枚しか自分のライブラリーに彼のクレジットを見ることはなくて、どちらも ECM というレーベルのイメージがサウンドにも強くあり何度も聴く盤としては手元から遠くにあったように思います。このアルバムも同じソロとして Open, To Love と同様の想像をして針を落としたのですが、嬉しいほどに裏切られる曲の数々を聴くことができました。それまでのイメージは少し遠くの方にいた Paul Bley の演奏を頭の中に力を入れて聴くような感覚だったのを、ぐっと近くに感じて頭を空っぽにして美しいメロディーの繋がりを楽しみに聴き進む自然体でいられるように思います。
ダイナミックオーディオ:柴田