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LINN KLIMAX SOLO & TWIN

お客様からのご要望とも重なって LINN KLIMAX パワーアンプの試聴環境を整えました、AKURATE 2200 も揃ったのでパフォーマンスの違いを感じて頂くには十分な内容になったかと思います。AKURATE 2200、KLIMAX TWIN、KLIMAX SOLO、3機種のうち2機種はステレオアンプ、2004年に初めて KLIMAX TWIN に搭載された「Chakra テクノロジー」搭載の製品。サンスクリット語で車輪を意味し、それは既存の出力素子(モノリシック、バイポーラー)をハイブリッド使用して動作させることにあります。小音量時のリニアリティー、高速レスポンスに優れたモノリシックIC、大電力の出力と堅牢性に優れたバイポーラートランジスタの動作連動をスムーズに行う事であらゆる環境でのパフォーマンスに反応できる優れた性能を備えているのが特徴で、これは AKURATE、MAJIK のパワーアンプにも同様にあります。そのパフォーマンスの高さは今回の AKURATE 2200 を聴いても十分に感じるのですが、今回は比較試聴なので、贅沢な事ですがそのパフォーマンスの素晴らしさを一旦横に置いて各製品の変化を感じるよう目線を合わせます。AKURATE 2200 から KLIMAX TWIN の変化は分かりやすく、同音源を再生する度に目の前の演奏が静かになっていく事に気付きます。どちらかと言うとライトに聴こえていたと感じる AKURATE 2200 の音が潤いを増したように、落ち着いたリズムで目の前に浮かんできます。AKURATE より音量を少し下げても良いかもしれないと思わせるように。演奏が始まる直前、張り詰めた空気に観客が息を潜めて第一音を待つ瞬間、最後に演奏者がさらにもう一息深い無音を作り出すようなあの独特な空気、これは様々な音源を繰り返しお互いで再生する度に、よりはっきりとその違いを感じさせてくれます。

DSC06119続いて KLIMAX TWIN と SOLO 。ステレオアンプかモノラルアンプかという構造上の違いがそのまま音としての違いを感じさせてくれるのとは異なり、先ほどご紹介した Chakra テクノロジー搭載の TWIN とそうではない SOLO という事なるアプローチで仕上げられたアンプの音を聴くことになります。勿論ステレオアンプとモノラルアンプの基本的なパフォーマンスの違いはすぐに感じる事ができます、今回のお客様もご持参された愛聴盤を再生し KLIMAX SOLO のセパレーションの良さにはすぐに感心されていました。それでも KLIMAX TWIN の音像のまとまり方にも良さを見つけ出され、しばらくは TWIN と SOLO の比較再生を繰り返し続けて頂きました。KLIMAX TWIN にはステレオアンプに持つ音像の見事さにうっとりするようです、小音量から徐々に音量を上げても全体のバランスに違和感が全くありません。KLIMAX SOLO ではその音像が更に解けて視覚的にも左右に広がりを魅せるようになります、これはステレオとモノラルを比較する際に多く共通する変化ですが、TWIN から SOLO での変化は横の広がりより前後、特に奥へ抜けていく事の変化が大きいかもしれません。スタジオ録音でもステージでの演奏もそれぞれのスペースや空間をより感じさせるような音をその場に用意してくれます。ライブではない再生の中で、息を飲む瞬間というのを味わえるとすればそういった時間の中にこそあるのだと思います。

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比較試聴という目線を外せばどの製品も素晴らしいパフォーマンスをお楽しみ頂けるパワーアンプであることは改めてお伝えしておきます。手を伸ばした先に何があるか、伸ばしてみないと分からないのか伸ばす先を決めているのか、皆様それぞれのお考えに合わせてお選びください。

柴田

 

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