
Burmester 032
機器にはそれぞれ必要なサイズと重量があります。伊達に大きく、重たくする必要はありません。それでもオーディオを見渡してみると、片手で抱えられるものから一人では1ミリも動かせないものまで、価格とは関係なく実にさまざま。そこがまた面白いところです。
スピーカーを除けば製品の大きさは主に電源や構造、仕様によって決まります。大きくて重いから「良い音」がするわけではなく、好きな音の製品がたまたま大きくて重かったということでしょう。あるいは、その構造や仕様が自分の求めるものと一致していたのかもしれません。
そんな「軽い・重い」の話は以前からありましたが、ハイグレードなプリメインアンプの出現が増えるにつれ、重量だけでなく機器の台数にも考えは及んでいくのです。
「そろそろ機器を減らしたい」「もう一人では動かせない機器はやめよう」という声を聞く事が増える一方、「そんなヤワな気持ちで良い音が聴けるか!」という声も聞こえてきそうですが(笑)。ともあれ、一体型のプレミアムモデルは確実に増えています。「複数の大きな機器を並べるより、家族の視線から逃れやすい」という声もちらほら。
私のフロアーでは現在 Aavik U-300がMAGICO A3を軽々とドライブしています。恐ろしいくらいに。LINNからはSELEKT DSMが発表され、一体型のプレミアムモデルとして登場。国産ではESOTERICのGrandioso F1があり、こちらはかなりの重量級です。そして今回、フロアーに新たな一体型プレミアムモデル、Burmester 032を迎えました。以前から気になっていたのですが、Burmesterのラインナップもずいぶん増えています。しかもBurmesterは、各製品をとにかく長く生産するメーカーです。「えっ、この製品、まだ販売しているんですか?」とお客様に言われるくらい。
決まった年数でモデルチェンジを繰り返すのではなく、部品や仕様を変更する必要がない限り、その設計とクオリティに自信がある限り作り続ける姿勢への信頼感は大きい。032も、そのラインナップに長く名を連ねる一台。そこで今回、あらためてそのパフォーマンスを聴いてみたいと思いました。
現在は、Focal Maestro Utopia EvoとScala Utopia Evoという大型スピーカー2機種を並べているスペースで組み合わせています。
これがまた、面白いほど鳴るんです。
ぜひ一度、聴いてみてください。

これらプリメインアンプのプレミアムモデル、新規に究極の一体型として迎えるか、近道も遠回りも散々経由した終着点として迎えるか、こういう選択肢も十分にアリです。
Burmester 032 は1月末までのデモとなります。
