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LP12 の新しい軸受け

誕生からまもなく半世紀を迎える LP12 は今まで様々なアップグレードを行ってきました、電源やアーム、サブシャーシなどパーツとしてアップグレードできるシステムは LINN 製品全てに共通したものですが、それが最も分かりやすくかたちになっているのが LP12 だと言えます。静かに進化を続けるレコードプレーヤー、数十年にわたりこのように生産を続けるプレーヤーは LP12 以外に世界中どこにもありません。

今回のアップグレードはベアリングと軸受けとなります、LINN からのアナウンスの通り LP12 が誕生して今までに同箇所のアップグレードは1回しかありませんでした。「シングルポイントベアリング」と呼ばれる LP12 のベアリングシステムは LINN ロゴのモチーフになっていることからも分かる通り最重要箇所。静かに正確に安定して回転することがアーム、カートリッジのトレース能力をどれほどにサポートする事ができるかはレコード再生愛好家であるほど容易に想像できるはずです。それほど重要箇所なだけに安易な仕様変更やアップグレードは行わなかったのだと思います。

– Refined Motion –
洗練されたモーション設計の革新と最新素材の組み合わせによって、極上の回転を実現します。工作精度の向上は、製造過程の偏差を極限まで小さくし、ベアリングライナーのスピンドル・サポートを改善させます。軸を受け止めるスラストパッドには Diamond-Likeカーボンコーティングが施され摩擦を極小とし、シングルポイントベアリング機構と相まってLP12の静粛性を高めます。

– Greater Stability –
新しい素材として選定されたステンレススティールと全体設計は、プラッター、スピンドル、ベアリングハウジング(軸受け)、サブシャーシ間で、強力な結合を実現させました。この設計のキーとなっているのは、軸受けユニットとサブ シャーシ間の固定方法を強力なロックナットによる新しい方式に変更すること、そして小型で剛性の高い形状と新しいカーボンコーティングを採用したスラストパッドを強固にハウジングすることで、プラッターの回転及びその質量を支える重要なパートが大きく改善できました。

– Longer Lasting –
摩擦が低減されることは、それによる素材のダメージを減少させ高水準な再生が長く続くことを意味します。また新構造によりサービサビリティーも大きく向上しました。

 

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Karousel upgrade kit

新ベアリングハウジング KAROUSELは、全ての LP12 本体に装着が可能ですが、電源ユニットとして 「NIRVANA」「VALHALLA」「3rd パーティー・クローン電源」をお使いの場合は、感電事故の危険があるため組み合わせて使用することができません。

 

お問い合わせ先
電話:03-3253-5555 (担当:柴田)
メール:柴田 (shibata@dynamicaudio.co.jp)

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