BOENICKE Audio

スピーカーのご納品。

梅雨も半ばに差し掛かり、数日続く曇り空で陽は差さないのですがジワッと汗ばむ湿度が心地良くもある午前からスピーカーの納品へ。しばらく走ると車の中からでも分かるような涼やかな景色になってきたところで窓を開けてみると案の定エアコン要らず、ヒンヤリさわやかな風がとっても気持ち良い。お客様とお約束の時間まで少しあるので、散歩がてら目に入る一番近い山の方へ近づいていくと窓から入る風も更に澄んでいくようです。この時間だからなのか人も居ないので、車を止めて散歩してみると数分歩いたその先からは軽い登山のような様子になり、ひとり山道を奥へ奥へと進んでいくようでした。立ち止まっては深呼吸、またしばらく歩いては立ち止まって深呼吸、頭の上まで伸びた木々を仰ぎながら360度の緑に心も体もリフレッシュ。

山道をあまり進んでしまうと時間を間違えそうなので来た道を同じように戻ります、リフレッシュして体が少し軽くなったのか戻る時の方が足取りが軽いことに驚きました。お客様の自宅はすぐ近くにありまして、「まわりは山ばっかりですよ。」と言われていましたが私の故郷も少し移動すると自然が豊富で、こういう場所が近くにあることが羨ましいです。週に一回くらいはこんな自然の中で時間を過ごしたいです。ご自宅を自身でリノベーションされた建築士のS様、壁の意匠と木の雰囲気やバランスが素敵で収納の配置などこんな空間の中で生活したいと思ってしまいます。椅子に座ると何とも言えない居心地の良すぎる時間、色んなところに目が行ってしまいます。スピーカーを置く場所も見せて頂きましたが、こんなところで鳴っている BOENICKE Audio はきっと幸せだと思えます。