
LINN New Klimax DSM
3月末に世界同時発表された新製品 LINN KLIMAX DSM、日本時間では深夜となったにも関わらず大勢の方がご覧になったようです。眠気と戦いながら瞼が半分落ちていた私も自宅PCの前で新製品の姿を見て一気に目が覚め、そこからは流れる情報に釘付けでした。
15年間 LINN のトップモデルとしてデザインを変更せずアップグレードを繰り返しながら最高の音質を提供し続けた製品は、いよいよ全く新しいステージへ進むことになりました。情報を知るだけでもその全てが「全く新しい」と言える KLIMAX DSM に仕上がっている事が分かり、想像は膨らむばかり。待つ時間がこんなにも長く感じたのは久しぶりですがようやく実機に触れる事ができた時、その美しさに見惚れてしまいました。クリアガラスのダイヤルから広がる100本のスリットはボリュームレベルを表すと同時にレコードのグルーブも想像させ、デジタル機器でありながらレコードプレーヤーでの最先端を持つ LP12 の影も落とし込んでいるように感じさせます。これら切削技術の精度の高さはスリットだけでなく、実はシャーシ内部の至る所にまで見る事ができます。

Organik DAC Architecture
自社生産のDACにFPGAにて書き込まれた自社ソフトウェアでの動作環境を完成させた LINN オリジナルディスクリート DAC によるサウンドパフォーマンスはどれほどのものなのか。オーディオ機器に求められる最も重要な「音質」は、これによって時には金額設定すら麻痺し揺るがせてしまう危険なパフォーマンスとなります。私が体験した初めての New KLIMAX DSM、その時 ツィマーマン、ブーレーズ、ロンドン管弦楽団の左手のためのピアノ協奏曲(ニ長調)が最近のお気に入りになっていたので試聴のタイミングで思わず再生してみたのですが、まるで初めて聴いているような感覚になり聴き入ってしまい、あれだけ聴き込んでいた楽曲にも関わらず音量すらまともに調整できなかった衝撃でした。こんな事、後にも先にも経験したことがありません。
この音が日常になると想像するだけでゾッとするほど嬉しいのですが、自身のシステムに設置されている姿を想像してしまった皆様、どうぞ悩まずに手を伸ばしてください。最初で最後、音楽再生における最高の相棒を迎えられることを約束いたします。
真っ黒に沈む美しいガラスパネルに映し出される最初の楽曲、あなたなら何を想像されますか。

そして、新製品発表と同時に素敵なプロモーションもアナウンスされました。KLIMAX DSM の他、ORGANIK DAC 搭載の新製品もご案内がございます、まずは「こちら」をご覧ください。お問い合わせ、ご相談などは下記よりお願い致します。
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