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AKITO から EKOS SEへ。

もう何年も前からお付き合いを頂いておりますお客様のLINN LP12トーンアームを、AKITOからEKOS SEへアップグレード。2015年のMAJIK LP12ご購入からトーンアームをAKITOへ、底板をSolid BaseからTrampolinに、内部電源のMajik Power Supplyから外部電源のRADIKAL-AK(同時にDCモーター)へ、シャーシをスタンダードサブシャーシからKEELへ、新軸受のKarousel発売の際もすぐにお声掛け頂きました。そしてトーンアームをAKITOからEKOS SEへと、数年おきにアップグレードを行ってこられました。どの時のアップグレードもLP12はしっかりとその変化を音としてはっきりと体感させてくれます。徐々にグレードアップしていくお客様のLP12、直近でのEKOS SEへのアップグレードでもやはり同じように変化の幅を大きく感じさせてくれました。特にKEELを導入頂いた頃から再生音がぐんと落ち着きを増して聴こえるようになり、KEELとEKOS SEのタッグは言わずもがなの高いパフォーマンスを魅せてくれることを知っていますので、EKOS SEをご注文頂いた際は私も楽しみで仕方ないくらいでした。

新規セットアップやアップグレードにてLP12をお預かりする際の作業完了後にテスト再生する盤を数枚決めていますが、そのうちの1枚をグールドのバッハ/ゴルトベルグ変奏曲にしています。A面最外周のアリアとB面最内周のアリア、弱音で演奏されるアリアはトーンアームの基本動作とカートリッジとの関係などを確認するに適しています。EKOS SEとなったLP12で針と落としたアリアの再生はそれはそれは見事なもので、いつもなら徐々に音量を上げてテストするのですが、途中で音量を止めて聴き惚れてしまうくらい静かで丁寧な音を聴かせてくれます。心地良く聴き込んでしまい次の変奏曲の力強さにハッと我に返るのは時々あることですが、今回もまさにその通りになっていました。お客様ご使用のortofon CADENZA Blueとの相性もバッチリ。その後、ご納品にお持ちしたLP12は私のフロアーでのテスト再生など比べ物にならないほど素敵な音を聴かせてくれました。今回のアップグレードでレコード再生が益々楽しくなる日々かと思います、F様今回も有難うございました。

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