
Precision Monitor 3
Dyna Selection 2020 で展示するスピーカーのひとつ、Avalon Acoustics Precision Monitor 3。 Avalon Acoustics では新しいラインナップとなり、シリーズの国内展開スタートから間もなくの時期に PM1 をフロアーで再生しました。その後に PM2 を持ち込んでもらい、段々とこの新しいシリーズの音が見えてきたように思えました。この期間中はまだフロアーで実際の再生を聴いていない PM3 を選ぶことにして、PM1、PM2 と順に聴いてきたので再生イメージも記憶の整理がつけやすくなりました。
基本的には PM2 とユニットの仕様は同様ですが、ウーファーユニットが19cmから23cmへとサイズアップしています。合わせてキャビネットサイズも拡張し39kg/1本(PM2)から52kg/1本となります、この並びから想像できる通り PM2 とPM3 は再生したい空間と音場表現のサイズで選ぶことができると思って大きく間違いがありません。先日の試聴の際、PM2 を再生しながら微調整の為に本体を動かすのにこの重量だと苦にならなくていいなと思いました。今回の PM3 は50kgを超えてきますが、思うほどに嫌にならなかったのが安心材料です。最上位の PM4 になると79kgですからこれはさすがに気合が必要です。ウーファーとキャビネットのサイズアップは低域だけの変化ではありません、低域の変化に伴う中高域のバランスを確かめつつ PM3 では組み合わせるアンプにも PM2 より更に工夫ができると感じます。このウーファーサイズをしっかりグリップできるアンプを組み合わせることで音場表現だけではなく小音量時の再生にも PM3 のサイズならではの心地良い浮き上がり方が体験できます。

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